マイベストアルバム100 100位〜96位

さっそくスタートします。

100位〜96位です。



100位:Petit-Petit - アイドリング!!!

Petit-Petit(スタンダードエディション)(DVD付)

Petit-Petit(スタンダードエディション)(DVD付)

☆:#2-無条件☆幸福
・橘、大川、楓ちゃんの3期生が加入後、初のアルバム。アイドリング!!!としては2枚目。
同郷の同級生もいるという事もあり、一推しのアイドルグループ。
アイドリング!!!は、音楽にこだわりがあることがちらほら見受けられ、こないだまでは生バンド・生歌でライブも行っていた。
100位にはアイドリング!!!を入れようというのは、だいぶ早めに決まっていたのだが、4thの"SISTERS"と、どちらにしようかは直前まで迷った。あっちには"目には青葉 山ホトトギス 初恋" "プールサイド大作戦" という強力なシングル曲がある。
ただ、この"Petit-Petit"に関しては、とにかくバランスが良い。
アイドルらしくないダンスとか、変わったプロデュース方法とか、そういうのをあまり受け付けない自分にとって、アイドリング!!!の、ちょうど中間地点にいるような立ち位置が心地良くて、かれこれ7年やっているテレビ番組で、いい感じにアイドルらしさの余分な部分も削ぎ落ちている。
それがうまくアルバムという媒体に乗っかっているのが"Petit-Petit"だと思う。
"無条件☆幸福"という圧倒的リードシングルに始まり、"レモンドロップ"、バカリズム升野さん作詞"ロイヤルミルクガール"などなど、
聴いてて楽しくなる、それも最近ありがちな、楽しさ・元気さの押し売りのようなものではなく、自然と出てくるような天然ものの楽しさ。
ただ、アイドルが飽和状態にある群雄割拠芸能界において、
良い意味でのバランスの良さ、悪い意味での個性の無さは、いまいち弾けない理由の一つになるのかもしれない。
長い事リーダーだったまいぷるや、横山ルリカがまさに象徴的だ。
まぁ新作はオリコン3位になっていることだし、結成してだいぶ経つけど、そろそろ、というかいい加減、ブレイクしてほしい。


いかん、100位からこの調子だと、
上位陣はどうなってしまうんだろう。本書けるくらいの分量になるんじゃないのか。

次です。

99位:夏雲ノイズ - スキマスイッチ

夏雲ノイズ

夏雲ノイズ

☆:#12-奏
・まずこのアルバムが2004年発売というところにびっくりしてしまった。もう10年が経とうとしているのか。
2004年ということは、中3だ。確かにそのあたりの思い出とリンクしているかもしれない。
スキマスイッチに関しては、初期の3部作すべて好きで、なにかをランクインさせないと、ということで、1stアルバムを入れた。
このアルバムは1曲も捨て曲がない。それにつきる。螺旋〜奏での流れを一連で聴いて初めて成立する。そのくらいの統一性がある。
そして、スキマスイッチは"好きだ"とか"愛してる"とか"嫌だ"とか、一言で片付けば済むような状況を、まわりくどく1曲で、身体や心の変化で表現する。
そして曲調にそぐわないくらいような、暗い歌詞。オーガスタに所属するアーティストらしいっちゃらしいんだけど、なんだか隣に座って歌ってくれているような安心感がすごくあります。
そこがこの人たちの魅力なのかもですね。


98位:朝顔 - レミオロメン

朝顔 (CCCD)

朝顔 (CCCD)

☆:#9-電話
レミオロメンのレは、レディオヘッドのレ。ボーカルの藤巻さんは、レディオヘッドが大好きとのこと。
なよっとして、文学的で、根暗で、でも、いつ噛みつかれてしまうかわからないような危うさと、ナイフみたいなソリッドさ、という点は本当に共通していると思うし、"The Bends"の頃のレディへを日本的に解釈したら、この作品になるんじゃないかってくらいだと思っている。
バンドが持つ、何者なんだこいつらはという異様な存在感もあった。
ただ、レミオロメンはナイジェル・ゴドリッチを見つけることはできなかった。このアルバム発表後には、シングルだけじゃなく、カップリングにも良曲をバンバンぶち込んで、これからもっともっとスケールを増していくぞという時、
"ether"発表後あたりから、あの人に牙を抜かれ、室内犬のようにおとなしく飼いならされてしまった。
一度、さいたまスーパーアリーナの7列目あたりでライブを見たことがある。"風のクロマ"期だったと思うけど。
どんな演出だったかとか何に感動したとかほとんど記憶に残ってない。
いわゆる「神社時代」で磨かれたギラギラとした感じは既に無かった。
その後、ほぼ解散というか休業というかそんな感じになってしまったのも、あの人のせいだと思っている。
プロデューサーって大事なんだな。


97位:Famous First Words - Viva Brother

Famous First Words

Famous First Words

☆:#2-Still Here
・過去の名盤を聴いてどれだけ感動しても、当時ダイレクトに聴いた人達のそれには到底かなわない
というのが持論で、自分もそういう感動をこれからたくさん味わいたいと思っている。それが新譜を買い続ける大きな理由の一つ。
で、このViva Brother。イギリスのNMEで期待の新人と持ち上げられ、例に漏れずロキノンでもこいつらはすごい!と書かれた。
でもそんなん年に何組もいるし、2ndすら出したか怪しいバンドもいる。その中で、久々に、ストライクというか、これは好きだ!と感動したバンドがこれ。
ポップでキャッチーで、でもどこがギラギラしたところもあって、「ブリットポップの再来」「Bluroasisのいいとこ取り」などのうたい文句もあながち間違ってないし、2nd、3rdとどれだけスケールアップしていくのか本気で楽しみだったし、単独もサマソニも帰省のタイミングとかぶった時は本気で悔しがった。"Still Here"とか最高やでほんまに。そんな楽しみも束の間、突然解散した。本当に突然。拍子抜け以外の何者でもない。
でも、フェードアウトしていくより、最高の1stを残して自らスパっと終わらせた方が、かっこいいな、なんて最近思ったりもする。


96位:Superfly - Superfly

Superfly

Superfly

☆:#8-i spy, i spy
・Superflyとの出会いは、高3になりたての頃、"ハロー・ハロー"が、
地元のFMでパワープレイナンバーに選ばれてガンガン流れていたのがきっかけ。
デビュー前だったから、なんだこの人達は、そもそもバンドなのか?とかいろいろ不思議な存在だった。
初めて見たのが、デビュー後すぐに出たミュージックステーション
なんとちっこくて、かわいい女の子じゃないかと。同じく仕事中にラジオを聴いて知っていた母親と一緒に驚いてました。
収録曲は、これまで2人が受けてきた影響--ジャニス、ストーンズウッドストック大瀧詠一etc-をこれでもか!と詰め込んでいて、どう?どう?って、
子供が自慢の宝物を次から次へと見せてきて、こっちも、思わず最後まで夢中になって一緒に見てしまうような、本当にわくわくするアルバム。
あと"愛をこめて花束を"が主題歌だったエジソンの母って言うドラマが大好きで、
そこに出ていた子役の女の子がめっちゃかわいくて、後日引退していたことを知った時は本気で悲しみました。
あと、ボーカルの志保ちゃんの顔が好きです。リスみたいな。


以上!
2時間はかかったぞ。

なんか見直すと、偉そうなことを書いている気もするけど、
それぞれにちゃんと思い入れがあって選んでるんだなぁって再確認できて楽しいです。

音楽的な解説がほとんど無いのは、ご容赦ください。


つぎは95位〜91位ですね。

近いうちに書くようにします。


では